わが家に一鉢ある弟切草が、今年も咲き始めました。
黄色くて、オシベがふわふわしてて、名前とは真逆に綺麗でかわいい花です。よそで見かけてあまりの可愛さに欲しくなってやっと手に入れたんですよ〜。うふっ！
しかし、弟切草なんて物騒な名前ですよねー。花言葉も「敵意・うらみ・迷信」--;。
可憐な花なのに、なんでこんな名前をつけられたかというと・・・
『昔、鷹匠の兄弟がいました。この花が鷹の傷に良く効く薬草であることは、秘中の秘とされていましたが、ある日、人の良い弟がこの秘密を漏らしてしまい、これを知った兄は、怒り狂い、弟を斬り殺してしまったのです。それ以来、この花は「弟切草」と名づけられ、その時に飛び散った弟の血が、今でも葉に黒い点となって残っている』のだそうです。
こんな話から、小説や映画、ゲームなんかが作られたんですねー！
この花、洋の東西を問わず、昔から薬草の中の薬草として使われてきたようです。
生薬名は、「小連翹（しょうれんぎょう）」といい、煎じ液は、市販の薬よりはるかに、傷口が早く、きれいに治るとされ、「リュウマチ」「神経痛」「痛風」などの痛む場所に、湿布すると鎮痛の効果があるとされております。お茶にして飲むと、脳卒中やリュウマチ、神経痛の予防薬になるようです。マルチなお薬ですね。便利だわ・・・
しかも、肝炎、肝硬変、肝臓障害、ガン、白血病への効能はすでに証明されているっていうし、うつ症状を改善するハーブとしても有名。なんと、HIVウィルスに効果があるのではないかと研究が進められているんですって。
なんかもう、すごい花ですよ。
でも、オトギリソウの仲間は50種類以上あるそうで、全部の花にこの効能がある訳じゃないようですよ。セイヨウオトギリソウとかは薬効がすごそうですけど…
わが家のは、ビヨウヤナギ（未央柳）という種類のようなので、花はかわいいけど、効能はあるのかないのか？？？ってトコです。
だけど、オトギリソウがこんなに良いものだとは思ってもいませんでした。
お茶を手配したので飲んでみようと思います。気分が変わるかもしれないし・・・
まぁ、見てるだけでも十分に癒されるんだけどね。(^。^)
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