妙なる壽という名を…
2007年10月13日 日常妙:不思議なまでにすぐれているさま。何ともいえないほど美しいさま。
壽:祝いの言葉を言うこと。また、その言葉。ことほぎ。めでたいこと。いわい。よろこび。また、その儀式。命の長いこと。長生き。長命。長寿。
そんな新しい良い名前をもらって、10月6日、祖母は祖父のもとへ旅立って逝きました。享年105歳。大往生でした。
床について6ヶ月。よく頑張ったと思います。そんなおばあちゃんへ、住職さんからのねぎらいの戒名をいただきました。『壽』という字を戒名に使う事はほとんど無いことなのだそうです。
明治36年生まれ。新潟の片田舎に漁師の娘として生まれ、奉公に出た先で祖父と知り合い結婚。ところが、祖父の実家が仙台、伊達家に繋がる家柄との事で、結婚を認めてもらえず、子どもが出来、やっと認めてもらっても、下屋敷までしか入れてもらえなかったと聞きました。
当時はまだ身分違いなんてあったんですね。
そして、祖父が早々に病死してしまった後は、追い出されるように故郷へもどり、苦労しながら2男4女を育て上げだそうです。
子どもたちが成長して独立していって、跡取り息子に嫁が来ても、そこへは行かずに、長女夫婦(私の両親)と暮らしていました。
嫁に気を使うのがイヤだったのでしょうか。それと故郷の地に居を構えたのは長女夫婦だけでしたから、この地から離れたくなかったのでしょうか・・・。
でも、祖母にとってそれが正解だったようです。実の親子で言いたい事を言い合ってケンカしても、すぐに笑いあっていれましたからね。
母も父も高齢ですが、本当に献身的に看病してました。母の方が倒れないかと心配になるくらいでした。
気が抜けてしまわないかと心配しています。ちょくちょく実家を覗いてみなければ…と思っています。
波乱万丈、紆余曲折。楽しい事もつらい事もいっぱい詰まった人生を歩いてきたんでしょうね。長い人生だったものね。
幸せだったのかなぁ。幸せだったと思いたいなぁ。
年をとって辛いのは、子どもが先に旅立つことだ…と言っていましたが、6人兄弟のうち、娘が2人先に逝ってしまっています。
葬儀の日の夜。おばぁちゃんが私の夢に出てきました。先に逝ったおばちゃんと2人で歩いてました。杖もつかずに歩けるようになってよかったね。おばちゃんが迎えに来てくれて良かったね・・・。
だからきっと、今ごろ向こうで出会って、4人で笑いながら、話してるんじゃないかな。そう思っています。
いっぱい泣きました。私をとてもかわいがってくれたおばあちゃん。私の息子たちを曾孫の中で一番かわいいと言ってくれたおばぁちゃん。
ありがとう。お疲れ様・・・・。
そんなこんなで一週間が慌ただしく過ぎてゆきました。思い出を胸に、私たちは生きてゆかなければなりません・・・ね。
初七日が過ぎて、私もようやく日記を書く気になれました。
来年はいい事あるように。元気出していきましょう。
暗い話題でごめんなさい。m(__)m
壽:祝いの言葉を言うこと。また、その言葉。ことほぎ。めでたいこと。いわい。よろこび。また、その儀式。命の長いこと。長生き。長命。長寿。
そんな新しい良い名前をもらって、10月6日、祖母は祖父のもとへ旅立って逝きました。享年105歳。大往生でした。
床について6ヶ月。よく頑張ったと思います。そんなおばあちゃんへ、住職さんからのねぎらいの戒名をいただきました。『壽』という字を戒名に使う事はほとんど無いことなのだそうです。
明治36年生まれ。新潟の片田舎に漁師の娘として生まれ、奉公に出た先で祖父と知り合い結婚。ところが、祖父の実家が仙台、伊達家に繋がる家柄との事で、結婚を認めてもらえず、子どもが出来、やっと認めてもらっても、下屋敷までしか入れてもらえなかったと聞きました。
当時はまだ身分違いなんてあったんですね。
そして、祖父が早々に病死してしまった後は、追い出されるように故郷へもどり、苦労しながら2男4女を育て上げだそうです。
子どもたちが成長して独立していって、跡取り息子に嫁が来ても、そこへは行かずに、長女夫婦(私の両親)と暮らしていました。
嫁に気を使うのがイヤだったのでしょうか。それと故郷の地に居を構えたのは長女夫婦だけでしたから、この地から離れたくなかったのでしょうか・・・。
でも、祖母にとってそれが正解だったようです。実の親子で言いたい事を言い合ってケンカしても、すぐに笑いあっていれましたからね。
母も父も高齢ですが、本当に献身的に看病してました。母の方が倒れないかと心配になるくらいでした。
気が抜けてしまわないかと心配しています。ちょくちょく実家を覗いてみなければ…と思っています。
波乱万丈、紆余曲折。楽しい事もつらい事もいっぱい詰まった人生を歩いてきたんでしょうね。長い人生だったものね。
幸せだったのかなぁ。幸せだったと思いたいなぁ。
年をとって辛いのは、子どもが先に旅立つことだ…と言っていましたが、6人兄弟のうち、娘が2人先に逝ってしまっています。
葬儀の日の夜。おばぁちゃんが私の夢に出てきました。先に逝ったおばちゃんと2人で歩いてました。杖もつかずに歩けるようになってよかったね。おばちゃんが迎えに来てくれて良かったね・・・。
だからきっと、今ごろ向こうで出会って、4人で笑いながら、話してるんじゃないかな。そう思っています。
いっぱい泣きました。私をとてもかわいがってくれたおばあちゃん。私の息子たちを曾孫の中で一番かわいいと言ってくれたおばぁちゃん。
ありがとう。お疲れ様・・・・。
そんなこんなで一週間が慌ただしく過ぎてゆきました。思い出を胸に、私たちは生きてゆかなければなりません・・・ね。
初七日が過ぎて、私もようやく日記を書く気になれました。
来年はいい事あるように。元気出していきましょう。
暗い話題でごめんなさい。m(__)m
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